第5話 インデックスファンドを活用した分散投資

インデックスファンドは、多くの銘柄への分散投資を低コストで行えるのが大きな魅力です。特にバランス型のインデックスファンドは、複数のインデックスファンドを組み合わせた商品で、少ない資金からでも幅広い資産に分散投資ができます。

複数のインデックスファンドの組み合わせで全体のリスクを抑える

第4話でも見たように、リスク・リターン特性は資産ごとに異なるので、インデックスファンドをいくつか組み合わせることで、投資する資産全体のリスクを抑えることが期待できます。

たとえば、「海外5資産バランス」は、外国株式、新興国株式、外国REITなど値動きの異なる「海外の5資産」に分散投資したバランス型のインデックスファンドです。【図1】を見ると、「海外5資産バランス」の位置は、外国株式、新興国株式、外国REITよりも左側に位置していることから、分散投資によってリスクが抑えられていることがわかります。

【図1】ファンズアイの各ファンドが対象とする指数のリスク・リターンの特性(年率)
(期間:2003年4月末~2017年9月末、月次)

リスクは、月間変化率の標準偏差を年率換算して算出しています。※標準偏差とは、平均的な収益率からどの程度値動きが乖離するか値動きの振れ幅の度合いを示す数値です。使用した指数については「主な指数一覧」をご覧ください。

(出所)野村アセットマネジメント作成

上記は、過去の各指数に基づいて算出したシミュレーション結果であり、インデックスファンドの運用実績ではありません。また、各指数そのものに投資することはできません。取引コストは考慮しておりません。JPX日経インデックス400については、取得できるデータの期間が短いため(起算日:2013年8月 30日)、グラフには表示しておりません。

為替ヘッジでリスクを低減する

外国資産に投資する際は、為替変動の影響も考慮する必要があります。為替変動の影響を低減する方法に、「為替ヘッジ」という手法があります。為替ヘッジとは、為替変動リスクを回避(ヘッジ)するために、現時点で、あらかじめ将来の為替レートを予約しておく(確定させる)ことです。ただし、為替ヘッジを行う場合は、円と対象通貨の金利差分のコスト(為替ヘッジコスト※)がかかることも覚えておきましょう。

金利状況等によっては為替ヘッジプレミアムとなる場合があります。上記の為替ヘッジコストの考え方は、簡便的なものです。為替ヘッジを行っても実際には投資対象資産の価格変動などのため、為替変動リスクを完全に抑えることはできません。

「Funds-i(ファンズアイ)」には、為替変動の影響を避けたい方向けの為替ヘッジ型のファンドもあります。また、為替ヘッジをしつつ、資産と地域の分散もしたい方は、「Funds-i内外7資産バランス・為替ヘッジ型」を活用してはいかがでしょうか。

もちろん、為替ヘッジを行わないファンドに投資をし、為替差益を狙うこともできます。

また、リスクを低減する方法としては、分散投資や為替ヘッジの他、投資する時期を分散させる積立投資などもあります。積立投資についてご興味のある方は、「つみたて相談室」をご覧ください。

指数のリスク・リターン特性から、複数のインデックスファンドの組み合わせでリスクを低減できることがわかります。特に資産運用が初めてという方は、分散投資でリスクを抑えることが重要です。少ない資金からでも幅広い資産に分散投資できるバランス型ファンドを活用してみるのもよいでしょう。

投資ツールを活用しよう

投資方法や資産配分の見極めは難しいものです。つみたて&分散シミュレーション「投信アシスト」では、投資経験や金融資産の保有額など簡単な質問に答えるだけで、ご自身に合った資産構成などが提示されます。「投資アシスト」で、あなたに合った投資スタイルを見つけてみましょう。